社会福祉について考える 4
平成元年3月30日、厚生省福祉関係三審議会合同企画分科会の意見具申「今後の社会福祉のあり方について」は、社会福祉の新たな展開を図るための基本的な考え方として・・・
「国民の福祉需要に的確に応え、人生80年時代にふさわしい長寿・福祉社会を実現するためには、福祉サービスの一層の質的量的拡充を図るとともに、ノーマライゼーションの理念の浸透、福祉サービスの一般化・普遍化、施策の総合化・体系化の促進、サービス利用者の選択の幅の拡大等の観点に留意しつつ」・・・
・・・新たな社会福祉の展開を図っていく際の基本的考え方の一つとして社会福祉の運営、実施について「市町村の役割重視」を提言しました。
それは具体的には次のことを内容としています。
「福祉行政の実施に当たっては、『住民に身近な行政は、可能な限り、住民に身近な地方公共団体が実施する』という基本的な考え方にたって整理を行い、生活保護行政等当該事務実施に当たっての専門性、広域性、効率性等について十分配慮する必要があるものを除き、
最も住民に密着した基礎的な地方公共団体であり、住民の福祉需要を最も把握し得る市町村においてできるだけこれを実施することとする必要がある。
このため、当面、老人福祉施設、身体障害者更生援護施設への入所措置の実務については、措置決定とこれに先立つ判定事務との円滑な連携を確保しながら、市町村で実施する方向で検討するべきである。」