映像報道の世界に新風
東京・六本木。
夜、表通りの繁華街から少し入った路地裏にある民家の広間に、20~40歳代の男女20人が集まります。
「海外では、一般の人でもジャーナリストビザがとれるのですか」「ミャンマーのアウン・サン・スー・チーさんに取材するには?」。
真剣な表情で講師に質問を飛ばします。
財団法人「ビデオ映像文化振興財団」が主催する「ビデオジャーナリストセミナー」の風景です。
週1回、26回の講義で参加費25万円と決して安くはありませんが、95年2月の開講以来、定員20人のセミナーは常に満杯で、順番待ちが出るほどの盛況ぶりです。
彼らは、何を目指しているのでしょうか。
全日空の国際線スチュワーデスを4年間勤めた日野さん(25)は「2年ほど前、ニューヨークのテレビでVJの特集を見て以来、いつかはやってみたいと思った」といいます。
スチュワーデスの仕事には満足していましたが、未練はないそうです。
「将来は、女性をテーマにしたビデオ作品を作りたい」と夢を語ります。
セミナーの参加者はサラリーマン、OL、学生、主婦とさまざま。